XTAP Ver.2.51/3.51 がリリースされました。より便利に使いやすくなったXTAPをぜひご利用ください。(2024/1更新)

The Smart Grid Simulator

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XTAPをご利用いただくには,電力中央研究所との使用許諾契約および個人情報に関する取り扱い方針に同意いただく必要があります。

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XTAPとは

XTAPとは

 XTAP(eXpandable Transient Analysis Program)は、電力系統をはじめとする電気回路の過渡現象を波形レベルで解析する瞬時値解析プログラムです。 瞬時値解析プログラムが従来から扱ってきた過電圧や過電流、異常共振の解析のほか、直流送電システム(HVDC)やFACTS機器などパワーエレクトロニクス機器を含む系統の解析や再生可能エネルギーの連系に伴う各種電力品質の解析を行うことが可能です。
 日本国内ではすべての電力会社、一般送配電事業者に加え、多くの電力機器メーカや大学・高専等学術研究機関がXTAPを活用しています。

2つのバージョン - 標準版Ver.2 / 高機能版Ver.3

 2009年にVer. 1をリリースしたXTAPは、各種電力機器モデルの追加や解析アルゴリズムの改良を重ね、2014年にはVer. 2をリリースし、国内における標準的な瞬時値解析プログラムとなりました。 Ver. 2シリーズについては、継続的にバグフィックス等を進めております。 さらに、プロフェッショナル版として、電力会社向けに解析性能やグラフィカル・ユーザ・インターフェースの機能を大幅に向上したVer. 3 Proシリーズを開発・提供するとともに、2021年には、一般向けのVer. 3 Enterpriseシリーズ、大学等教育機関向けのVer. 3 Academicシリーズを提供することになりました。

2つのバージョン
解析例

解析例

 XTAPには、初学者向けの簡単な学習用の回路から実用的な解析ケースまで、瞬時値解析の分野におけるさまざまな解析例(例題)が付属しています。
【主な例題分野】太陽光発電、HVDC、雷サージ・開閉サージ、回転機、電力品質解析、パワーエレクトロニクスなど

電力中央研究所について

 電力中央研究所(電中研)は、電気事業の運営に必要な電力技術及び経済に関する研究・調査・試験、及びその総合調整などを行い、それによって技術水準の向上を図り、電気事業における業務の能率化に寄与することを目的として、1951年(昭和26年)に設立された電気事業の中央研究機関です。
 当所では、電力系統解析に関連する研究を行うほか、最新の知見を反映した電力系統瞬時値解析プログラムXTAPの開発・配布を行っています。

電力中央研究所について